フォルクヴァンク美術館 in EssenCamille Pissarro / カミーユ・ピサロ : Avenue de l'Opera, 1898 ©www.malerei-meisterwerke.de ヨーロッパに来てから絵を見ることや建築物に前よりもっと興味が沸いてきて、大好きになった私。専門的に詳しく・・というより、私の趣味や偏見、又はその時の気分で楽しんでいます。 今週の初め、私用にかこつけて前から行きたかったエッセンのフォルクヴァンク美術館(Museum Folkwang)に行ってきました。ここの美術館はコレクションの素晴らしさで有名ですが、去年の10月から今年の1月30日までパリ・印象派展を開催していて、その評判が良かったのでぜひともこの機会に・・と思い最終日に滑り込みました。 混んでいると聞いていたので、事前にインターネットでチケットを購入していきましたが、着いたら案の定すごい人。 中に入るとドイツの美術館ではめずらしく、絵の前に人がたかってよく見えない・・・しかも顔を出す隙間があまりない・・・・私は日本人にしては背が高い方ですが、この時は初めてといっていいほど、ドイツの人達との背の高さの違いを実感しました。 最終日前日にはチケットを買うのに4時間も費やした人達がいたほどの人気でしたが、内容は思ったよりあっさりめ。もちろん私が好きなピサロの絵もあったし(冒頭の絵)、ルノワール、モネ、ゴッホ、カイユボットなどの有名な絵が何点か集まっていて充実していましたが。ただ特別展ということもあり展示の仕方が工夫されていて、その点ではとても楽しめました。一つの部屋毎に”パリの風景”、”モンマルトルの丘”、”大通り”、”カフェ”、”セーヌ川” などのテーマを掲げてそれに関する絵を展示してありました。風景や歴史的な写真がたくさん展示してあったこともあり、このテーマに沿って全てを見終わった後は、パリを旅してきた気分になる人が多かったのではと思います。 このアメリカ人画家の絵も何ともいえない上品さ、美しさです・・・。 © steveartgallery 一日おいて次は美術館の常設展へ。前々日と打って変わって人がいない・・・。 でも、そのコレクションの素晴らしかったこと!本当に心から楽しめました。始めから最後まで名画を独り占め状態で、何回もいきつ戻りつ見て回りました。私が興味を持っているエミール・ノルデやジェームス・エンサーの素晴らしい絵がいくつもあり、またアンリ・マティスの ”これもマティスの絵?”と思うようなものも!(ただの勉強不足) この美術館には例え一点でも、世間に知られている画家の作品が、必ずといっていいほどありました。 このような素晴らしい思いを味わった後のベルリンへの帰途は、かなりすがすがしい気分でした! James Ensor / ジェームス・エンサー : Le Christ marchant sur la mer, 1883 © VG Bild-Kunst, Bonn 2010
by Sayakomomo
| 2011-02-04 08:54
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日下紗矢子(Sayako Kusaka)のblog!ベルリン・コンツェルトハウス管のコンサートマスターになって早五年。ママになってもう十年!ドイツでの一喜一憂の日々を綴ります。 by Sayakomomo
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