心に残る一日
今週末にカール・フィリップ・エマヌュエル・バッハギムナジウム校との”Patenschaft"コンサートがあります。このバッハギムナジウム校は旧東ドイツの時代、音楽家のエース達が軒並み勉強していた学校で、そのレヴェルたるもの、もの凄く高かったとよく聞きます。私のオーケストラは旧東ドイツのオーケストラだったので、40歳代から上の団員はほとんどといっていいほど、この学校の卒業者です。
このパーテンシャフトコンサートは、オーケストラの団員とバッハギムナジウム校の生徒が半々ずつ混ざって一緒に演奏するもので、1997年以降毎年一回行われています。 今回私は初めてこのプロジェクトに参加していますが、もちろんパーフェクトとはいきませんが、やる気、熱気共に非常に素晴らしく、一緒に弾いていて微笑ましく頼もしく感じています。リハーサルの一日目にはそれぞれのグループ(楽器別)に分かれてのグループ練習があり、私は第一ヴァイオリンを受け持ちましたが、反応も早く、よく勉強してきているなと感心しました。 実はリハーサルの一日目が私の誕生日だったのですが、その日は朝・晩リハーサル。朝行われた第一ヴァイオリンのグループ練習の時、オーケストラの団員がアナウンスしてみんなが私の為に”Tusch”(ファンファーレ)をしてくれました。(これはオーケストラ恒例行事です。この詳しい話は又後日・・・)バッハギムナジウム校の先生からも何とも温かい祝辞を頂きそれだけでも嬉しかったのですが、何とその夜の全体リハーサルの時、生徒達がかわいいお花鉢をプレゼントしてくれたのです。(写真) このプレゼント、あまりにも嬉しかったので、今回のブログに書くことにしました。そしてオーケストラ全体で素敵な祝辞付き”Tusch”も!さりげなく温かいプレゼントをしてくれた人もいて、思い出に残る何とも嬉しい一日となりました。 母親になってからは、自分の誕生日のことなど構わなくなってしまい、思い入れも薄くなってきていたのですが、今回本当に素敵な祝い方をして頂いて、誕生日ってやっぱり特別なんだなぁと思いました。そして誕生日の時のオーケストラの”乗り番”ってなかなかいいものなんだなぁと思いました!(笑) とりあえず、今週末までの短い期間ですが、バッハギムナジウム校の生徒達と楽しみたいと思います!
by Sayakomomo
| 2011-02-17 02:42
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日下紗矢子(Sayako Kusaka)のblog!ベルリン・コンツェルトハウス管のコンサートマスターになって早五年。ママになってもう十年!ドイツでの一喜一憂の日々を綴ります。 by Sayakomomo
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